
Raspberry piが転売やら半導体不足やらで手に入らなくなってきている時にさらに良い性能で面白いものがあります。Lattepandaという製品です。今回はその製品を直したというお話。
Lattepandaとは?
クレジットカードサイズでUSBでの給電により動作するRaspberry piは有名なので知っている人も多いと思うけれど、Raspberry piはLinuxベースのOSでしか動作をサポートしていないという問題があります。そこで有志によるクラウドファンディングにより作られたWindows10が完全に動作するものが欲しいという願いを叶えたものがLattepandaにあたります。製品情報はこちら

オプション
シングルボードコンピュータにはやはりオプションが設定されているものです。そのオプションは専用画面だったりケースだったりタッチスクリーンだったり。今回は専用の液晶スクリーンを購入しました。フレキシブルケーブルに液晶がついたものでした。

修理する
鋭利なもので押されてしまいフレキシブルケーブルが断線している様子です。

今回はここをつなげようとするのではなく、離れたところからバイパスして繋げたいと思います。
手順
- 絶縁部を中に通っている線を切らないように削る
- 露出させた導線部にフラックスをを塗り、ハンダを盛る
- すずメッキ線やUEWでバイパスを接続する

もちろんUEWにも被膜を無くしてからハンダメッキします。

接続された様子です。ごく少量のハンダで十分です。

バイパスする先にもはんだ付けします。これで修理は完了しました。
結語
フレキシブルケーブルのはんだ付けは普通直すものではなく、今回は画面全て処分することになってしまうと勿体無いので気合いで直しました。意外にもDIYの電子工作でなんとかできてしまいますね。大したことはしていないけれども、何かの参考になったら嬉しいです。