
ATTINYというマイコンを知っていますか?
ATTINYはArduinoなどに使用されているマイコンのATmegaシリーズの親戚でATmegaよりも格安で機能を制限されているマイコンになります。
Arduinoを使用した工作をしているとLEDをチカチカさせる程度のために3000ほど課金してマイコンボードを使用するのはお金ももったいないし、機能のほぼすべてを使用しないため宝の持ち腐れになり非常にもったいない気持ちになります。
そんな時に使用するのがATTINYシリーズのマイコンです。最小のモデルでは100円代で使用することができるので複雑なシステムを作ったりするときにArduinoの機能を分割することなどが可能になります。
そしてこのATTINYのマイコンはArduinoに使用されているATmegaマイコンの親戚であるのでArduinoを書き込み装置として利用することができます。
PICマイコンなどでも小型のマイコンですが、専用の書き込み装置が必要となり初心者が手を出すにはハードルが高いです。しかしArduinoを書き込み装置として利用できるのであればだれでも簡単に扱えそうです。
今回はそのArduinoを使用した書き込み装置を作ろうと思います。
ArdunoとATtinyを接続するのはISPという通信方式で行います。電源と信号線を合わせて6ピン接続します。ArdunoのISP端子は基板上に印字されていると思いますが、ATtiny側では何も印字されていないためわかりにくいと思います。これは本来データシートを見て照らし合わせなければなりません。
そこで扱うマイコンを限定してみようと思います。端子が8pinのほぼ最小構成用のマイコンのATtiny25/45/85/13Aの4種類と14pinのATtiny84/44Aと様々な機能を搭載されているATtiny2313/4312のこの7種類が使えれば十分と考えます。それぞれのピンアサインは図の通りになっています。
ATtiny2313系統とATtiny25系統は共通するので1つのICソケットを使用するだけでよさそうですね。
そしてATtiny44Aはこれを参考にします
fritzingさんから画像をお借りしました。
ということなので、20pinと14pinのICソケットさえあれば足りそうです。
それからArduinoIDE上でのサンプルコードを見ていたらこんなものを発見しました。
どうやらインジケータとなりそうなLEDの点灯にも対応してそうですね。
9、8、7pinにLEDを接続します。
完成したものがこちらになります。
エラーを示すLEDは赤いのを使用しました。
めちゃくちゃかわいい見た目になりましたね。
ハードが先にできたので次回はプログラムを書き込んでいきます。
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